くろよんでの見学を終えて、いよいよ見学も最終行程に。
太田垣士郎氏のこの決断がなければ、くろよんも戦後の関西経済の発展もなかった。今のこの時代。こうした決断をできる経営者がどれだけいるだろうかと。
くろよんの駅に隣接するインクライン駅
インクライン下部駅へ。これだけの高さを確保しているのは、インクラインの客室部の脱着のため。
上部駅へ続く。斜度34°。
中間地点。ここで、黒部ダム出発コース組とすれ違う。
上部駅へ到着。
バスに乗り込み、途中で下車。
途中でバスから下車し、横坑を歩くと、裏剱岳を望む場所へ。一瞬の晴れ間で見えたものの、すぐに雲に隠れてしまった。
再びバスに乗り込み。終着地点へ。
トローリーバス線はあくまで「鉄道」なので、踏切が設置されている。
この後、構内で集合し、見学会は終了。トンネルの先へ行くと・・。
黒部第四ダム。通称「くろよん」
観光放水の時期でなかったため、ダム下部までよく見えた。こうして、初めての関電主催の黒部ルート見学であったが、想像以上に充実した見学会であった。
ここまでの行程。インクライン区間
インクライン上部駅からタル沢横坑まで。
タル沢見学後からの後半ルート。
このあたりの位置関係や地形との対比については、またの機会に記したいと思う。
以上で、2017年の見学会について行程を振り返ってみた。初めてのことで、不慣れなところもあって、思ったほど画像の記録が出来なかったことと、もう少し事前に勉強してくればより楽しめたのではないかと、反省。
ということで、来年も見学を応募しようと誓った次第であった。
なお、各地図は地理院画像を加工したもの。
(終)