Wiondows Update後に起動できなくなったら、OSを「上書きインストール」で解決!

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先日、メインで使用しているwin10のPCが、windowsの更新セキュリティをトリガーに再起動できない不具合に。対処と解決に至るまでの状況をまとめてみます。類似の症状で困られた方々の助けになれば幸いです。

1)具体的な症状

windows update による更新を行ったところ、再起動後の途中から進まなくなり、起動できなかった。(所謂、黒画面で白丸が「くるくる」回り続ける状態)

2)暫定復旧

イ)強制シャットダウンと Windows回復環境 モードへの移行

 まずは、強制シャットダウンを実行します。電源の切り方は使用しているPCによります。ノートPCであれば電源ボタン長押しが多いかと思います。
 これを2回以上行います。2回以上であるのは、1回ではセーフモードが起動しないからです。
 また起動前には、事前に外部接続機器はすべて外してください。
起動時に「お待ちください」のメッセージが表示されると、 Windows回復環境 モード に入ります。

ロ) Windows回復環境 モード からの起動後

 セーフモードが起動したら、「トラブルシューティング」>「詳細オプション」>「システムの復元」を選択して、システムの復元による再起動を試みます。
 このモードでいくつか復旧のためのチェックモードがありますが、後ほどご説明する「上書きインストール」を行うことで復旧するため、ここでは「システムの復元」で正常動作に戻すことを優先します。

ハ)「上書きインストール」の準備

「システムの復元」で無事起動ができたら、本格復旧に向けて事前に以下のソフトを準備します。
windows10のインストールキット
 →microsoftの上記ページにある「ツールを今すぐダウンロードする」をクリックして入手。
・ビデオカードのドライバ
 →使用しているビデオカードのメーカーHPから最新版のドライバを入手。
ここで、「システム復元」で正常起動できない場合は、この後の「上書きインストール」はできません。その場合は様々なチェック方法で復旧を試みて、それでもだめならば、以前の環境への復旧はあきらめるしかありません。

ニ)本格復旧

 ハ)で入手したインストールキットを使用して、「上書きインストール」を実行します。このあたりの手順は、「Windows10を修復セットアップ(上書きインストール)する方法」を参考にしました。
 このインストールですが、早ければ1時間程度で完了するようですが、ブログ主のPCは、システムOSのCドライブこそSSD250GBですが、データ用に合計でHDD3個計5TBを内蔵していたため、思いのほか時間がかかり、7時間近くかかってしまいました。ですので、可能であれば内蔵HDDの接続を物理的に外しておく方がよいと思います。
 無事にインストールが完了し、正常起動すると、ビデオカードのドライバがないために表示エリアがモニターサイズとアンマッチの状態になります。ここで、ハ)で入手したビデオカードのドライバをインストールして、作業完了となります。

3)最後に

一連の復旧にあたって参考にしたサイトです。
僕んちのTV別館

今回の手順以外に、個別の事象に対する処置の仕方がわかりやすく簡潔にまとめられておりますので、一読をお勧めします。

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