はじめに
昨日は第12回湯涌ぼんぼり祭りの点灯式に参加しました。昨年は暑さで体力限界と機材電池切れで点灯式には立ち会うことが叶いませんでしたが、今年はイベント序盤から点灯式まで滞在することを目的に向かいました。
湯涌稲荷神社と薬師堂
当日はあいにくの雨。そんな中、湯涌稲荷神社を時間かけてお参りしたく向かいます。昼前の到着で人はまばらで、先着組は出店で昼食中。これなら誰もいないだろうと自分一人で参拝。森の中に囲まれた小さな神社、小雨の雰囲気が落ち着きを与えてくれます。

OM SYSTEM OM-1 Zuiko Digital 9-18mm/f4-5.6 2022.7.14
「花咲くいろは」の作品内で設定された「ぼんぼり祭り」で、一躍聖地となった本神社。改めて歴史を調べてみるが、詳しい歴史はわからず。昨今の人口減少により集落がなくなったり、氏子や檀家の減少で地元が支えていた神社仏閣が廃社や廃寺となり失われていく中で、こうした形でも再興されることは、いいことです。
何度か訪問していてちゃんと参拝していなかった、隣の薬師堂へ。古くからのお寺のはずですが、こちらも情報がなく詳しい歴史はわからずです。

OM SYSTEM OM-1 Zuiko Digital 9-18mm/f4-5.6 2022.7.14
ここの傍らにこの湯涌の由来とされている「源泉臼」があります。ぱっと見、苔むしていて手入れされていないように見えますが、注連縄が新しく敢えてこうした状態で祭られている?ようです。

OM SYSTEM OM-1 Zuiko Digital 9-18mm/f4-5.6 2022.7.14
そのそばに建てられていたお墓があり確認すると、日露戦争で戦死された方のお墓でした。ただ、戦死された方の親族が離散したのか家系か途絶えたのか、供花もお供えもなくそのまま放置された状態でした。最近撮影とか仕事とかの出張先、近所のお墓をそれとなく見ると、墓じまいされなく放置された墓が増えているように感じてます。

OM SYSTEM OM-1 Zuiko Digital 9-18mm/f4-5.6 2022.7.14
この後は、氷室がある玉泉池から白雲楼ホテル跡地を散策し、昼食にします。
出店あれこれ
こうしたイベントではやっぱり食しないと、ということで頂きます。
おなかがすいていたので、最初は湯涌谷地ビールと富士宮焼きそば。散策と湿度の高さもあって冷えたビールはありがたいです。

ラ・フェルマータ様出店の湯涌谷地ビール(アメリカンペールエール)と麺ピース様出店の富士宮やきそば
次に三郎丸ハイボールと能登からの出店のお店のイカ焼き。

三郎丸蒸留所様出店の三郎丸ハイボールと能登からのフレッシュフーズストアキタカワ様出店のイカ焼き
満腹と満足感でしばしくつろいだ後、令和6年能登半島地震復興チャリティLiveイベントに参加します。
令和6年能登半島地震復興チャリティLiveイベント
最初は、「オモテカホ」さん。石川県のご当地アイドルとして活躍されている方とのこと。

OM SYSTEM OM-1 M.Zuiko Digital 75-300mm/f4.8-6.7 オモテカホ 2024.7.14

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OM SYSTEM OM-1 M.Zuiko Digital 75-300mm/f4.8-6.7 オモテカホ 2024.7.14
次に、「ほくりくアイドル部」さんです。

OM SYSTEM OM-1 M.Zuiko Digital 75-300mm/f4.8-6.7 ほくりくアイドル部 2024.7.14

OM SYSTEM OM-1 M.Zuiko Digital 75-300mm/f4.8-6.7 ほくりくアイドル部 2024.7.14

OM SYSTEM OM-1 M.Zuiko Digital 75-300mm/f4.8-6.7 ほくりくアイドル部 2024.7.14
ライブの後に募金に行ったのですが、メンバーの一人が「この人、歌に合わせて手拍子したり踊ってくれてた人だ!」(意訳)と言われ、「よく見てたなー」と。どんな人のライブであれ、やっぱり演者からのフリに応えて手拍子したり踊ったりするのが礼儀なんだと自分の中で持ってて、この場面でも多分熱心なファン以外はあまり反応してなかったので、自分なりに応えてましたが、メンバーから指摘されるとは思わなんだです。
また自分は学生の頃に吹奏楽やってて、あまり緊張しない演奏会とかでステージ上から意外と観客の顔とか判ってたけど、彼女らもいい意味で舞台慣れしていてプロなんだと感心しました。
ここで次のライブまで時間があったので、「白鷺の湯」へ入浴。雨と汗でずぶ濡れで若干疲れ気味の中で弱アルカル性の泉質が心地よく、この後に向けて良いひと時となりました。
入浴後の後、最後のライブは、「ゆのさぎJapan」さんです。

OM SYSTEM OM-1 M.Zuiko Digital 75-300mm/f4.8-6.7 ゆのさぎJAPAN 2024.7.14
風呂上りで夕刻の黄昏の中でのハーモニーは心地良く、心がリセットされました。
点灯式
いよいよ、本日のメインイベントであります点灯式です。

山下新一郎委員長、新保博之副市長ら点灯式での出席者

点灯直後の様子

今年は令和6年能登半島地震の関連する願い事が多かった。

点灯式を終えて、帰りのバスを待つ間での一コマ。
最終のバスが1台やってきて、運転手さんが乗車待ちの人数を数えたあと、貴船商店の人が「もう1台出す?」との質問に「今の人数だと1台で行けるけど、着席にして2台出すことも考えてる。会社に相談するわ」と回答。出発10分前の時点で「あと3人以上来たら2台目出す」との発言で、こちらに向かってくる来訪者にバスの乗車有無を確認。結局着席優先にして2台目を呼び、バス利用者は全員着席?で金沢駅まで運行が決定。
普通に効率を考えれば立ち席含めて1台でも乗車可能な人数でしたが、金沢駅まで50分程度の所要時間で乗ってもらうには乗客もしんどいし、安全面で着席してもらった方が安心という判断もあったかもしれません。長年の実績で2台出せる体制を整えつつ、最終は現場状況を見ての判断に、こういうところでの「プロ」の仕事を見せてもらった次第です。

改めて名前を読むと、割とストレートな温泉名
購入したグッズのこと
当初、北陸鉄道が最近売り込んでいるバス停グッズは購入しようと決めてましたが、当日にインフィニットさんが発売されていたTシャツの現物を見て即決購入しました。

購入したグッズ
「湯乃鷺駅(のと鉄道西岸駅)」は、こちらに移り住んでから、桜の季節には必ず撮影に訪れる、思い入れのある駅です。それがこういうデザインで発売されれば、そりゃあ買わないわけにはいきません。能登湾のブルーのイメージ?と座標ってのがいい感じです。
終わりに
今年の点灯式での自分の行動は、お昼過ぎから21時と小雨の中での長丁場でした。昨年から「アニメの中の祭り」から「地元の祭りとして末永く続けたい祭り」へとシフトし始めましたが、全体通して観察した感想として、10年以上たっても足を運ぶファンが少なからずいらっしゃったこと、点灯式においては金沢市からしかるべき役職の方の来賓あいさつといったところで、「ぼんぼり祭り」に対する様々な想いを垣間見た気がします。
また、1月1日に発生した令和6年能登半島地震においては、作品の舞台にもなったのと鉄道が大きな被害を受けました。関係者の多大な努力により湯乃鷺駅の桜が咲くころに運転を再開できた一方で、沿線の復興は途上です。そのような中で、今回のイベントにおいては売上金の一部が義援金として寄付されることから、自分でやれる復興の支援として一助にできればとの想いで、限られた小遣いの中で購入しました。
次は本祭です。昨年度は別件で本祭参加が叶わなかったですが、今年は必ず行くことを決め、今年もぼんぼりの個人協賛を行いました。本祭まで時間がありますが、地元の利を生かして「白鷺の湯」への入浴や、ぼんぼりの点灯の様子を見に再訪したいと考えてます。